いいこと

みなさま、環境を考えたお花 MPS(花き産業総合認証)をご存知ですか?


1994年に、花卉の先進国オランダで環境負担軽減プログラムとして始まった

「花き産業」のための国際認証制度。日本では2007年に始まりました。

お花の栽培における環境負荷の低減、流通における鮮度・品質の管理や、

企業の社会的責任への対応などを認証するもの(パンフレットより)。とのこと。


農薬・肥料・エネルギー・水の使用や廃棄状況など、環境に配慮して栽培される花のことです。お野菜と同じように「○○産地○○さんが作りました」のような産地ルートも明確なお花たち。このMPSの花が手に入る花屋は日本にはまだ数件しか存在しないそうで、このシステムや現状を実は今日はじめて知りました。


というのも、今日訪れた「ほんだバラ香園」さんでとても貴重なお話を聞いたからです!

そして、日本で一番にこのシステムを登録された場所だそうです。

ほんだバラ香園で生まれる「天使のバラ」の生産者さんで、それはもうバラのことを心から大事にし、研究し、みなさまへお届けしたいと考えている ほんだご夫婦とスタッフの方がいました。とても有名な場所なのでご存知の方も多いと思いますが、、、ようやく行けてテンションあがってます!

ここでは、食用のバラも用意されていて、今日はイブピアジェのローズウォーターをいただきました、、なじみのある中でも素敵なバラですが、このウォーターを飲む日が来るとは、、なんだか不思議な感じ。


ハウスの周りの工夫、栽培・交配方法、MPSの取り組みなどなど、バラへの手のかけ方がすごい。色も香りも素晴らしくて、、あたたかいハウスの中、すごさにトリハダ立てながらうっとりしながら話を聞かせていただきました。植物をあつかうってとてもとても地道で大変な作業です。

口に直接入れなくとも、私たち花屋は長い時間植物に触れます。環境にももちろんだけど、人への影響も考えてるよという言葉が印象的でした。食べ物や洗剤とか、体に直接触れるものって大事に選ぶのがあたりまえになっていて、花もそうだよなぁと。。こんなふうに環境へも人へも優しい花について知るということが大事な一歩だと思いました。


本来自然な植物たちも世の中の産業の一部となり、生産者さんの努力のたまもので数や質の確保、流通の工夫など人の手を渡りながら市場→花屋→お客様へのサイクルの中にあります。この全てがMPSのような取り組みを..というのはまだまだとても難しく大きな努力が強いられる話です。だから今すでに取り組んでいることに価値と感動があるのかも。。

基本的にほんだバラ香園さんはお客様へ直接この花の大事さを伝えてお届けするという方法をとっています。なるほど今まで市場で出会えないワケだ~。

今日は博士とあけみ先生の大事なバラたちの様子を見ることができて、頭の中も想像や妄想でいそがしくていっぱいになって、すごく勉強になりました。あけみ先生の天使たちへの愛があふれていた。。。バラの蕾が愛おしくて仕方ないが感染して、じっくり花のことを考えることができました。


ほんだバラ香園さんの天使たちを使った花束をご用意する日を楽しみに。

ぜひ直接手にとって香りも楽しんでもらいたい素敵さでした。